ドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」
昨日、読売テレビ開局60年スペシャルドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」が放送されました。
私は、茨城県で行われたこの番組の収録にボランティアのエキストラとして参加させていただきました。
このドラマの中心に据えられている「全日本歌謡選手権」の観客役です。
私は1971年生まれなので、当時の番組の記憶というのはありません。できるだけ1970年代らしい服装で来てほしいというリクエストがあったので、手持ちのアイテムの中から、タートルネックのセーターとチェックのジャケットという装備で向かいました。でも、一番の問題は髪型なんですよね。当時の男性は耳が隠れるような髪型がデフォルトなので、ほぼスポーツ刈りみたいな大人はあまりいなかったのではないかと思います。
学生時代、京都にいたこともあって、時代劇のエキストラのアルバイトをしたことはあったのですが、結局、自分が映っているかどうかは分かりませんでした。実質的には初体験です。ドラマデビューです。
毎週放送される番組のシーンですから、収時にも観客席も固定ではなくて、毎回シャッフルして「あれ? いつも同じ観客?」と思われないように配慮されています。俳優さんの近くの席というポジションもあった(矢田亜希子さん、細かった!)ので、思ったより映り込む機会は多かったようです。
嫁さんには、「顔がデカいから目立つ」と言われてしまいました。
いろいろと興味深いことはたくさんあったのですが、撮影時に見聞きしたことは概ね口外禁止というお約束です。
「あー、喋りたい。みんなに伝えたい」と思える、いい経験でした。
土屋太鳳と百田夏菜子による番宣番組でも語られていましたが、全日本歌謡選手権の番組内での二人の曲の振り付けは、自分たちで考えていたようです。収録時にも、舞台上で二人でいろいろ確認したり、アイデアを出し合ったりしていました。マイクを通していないので何を話しているのかは分かりませんが、この様子を見ているだけでも、もうニヤニヤしてしまいます。
番組をご覧になった方は分かると思いますが、クライマックスでは、土屋太鳳演じる小澤翼が一人で歌うシーンがあります。
このシーンの土屋太鳳の気持ちの入れ方が、とにかく凄かった。
詳細は書きません。 百田夏菜子演じる大空つばさとの関係、そして自分を支えてくれる仲間との関係、その上でステージに立つという決意を自分に入れ込むために、「そんなことまでのことをするのか! させるのか!」という気持ちの入れ方をしています。
私には、土屋太鳳本人からのリクエストでやっているように見えました。
そのリクエストを出せる本人も凄いし、それを快く受け入れられるスタッフや共演者も、よい作品を作り上げるために、いい雰囲気なんだろうなと感じました。
ドラマのそのものは、夏菜子が出演したNHKの朝ドラ「べっぴんさん」や劇場映画「かいけつゾロリ ZZのひみつ」を思わせるような設定やエピソードがあったりして、なかなか楽しめるものでした。 土屋太鳳ちゃんのファンにとっても、同じようなネタが仕込まれていたのでしょうか?
読売テレビの作品なのに、あまり関西感がなかったのは意外でした。実際の番組は関西周辺で収録されることが多かったそうです。メインの舞台は東京だったとしても、つばさは関西出身という設定でもよかったんじゃないでしょうか。お父さん役の升毅さんは関西が基盤(私にとっては「売名行為」の升さん!)ですし、夏菜子も「べっぴんさん」で関西弁トレーニングしてますから、難しくはないはず。
それはともかく…
とりあえず、つばさ(夏菜子)の「諦めたんじゃない、託したの」は必見&必聴です。
見逃した方は、 3月24日(日) 23:59 までは、TVerで観られるようです。
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